2016.04.27
京都の二世帯住宅
 
京都市内の住宅密集地で間口が狭く奥行きのあるいわゆるうなぎの寝床の敷地に建つ木造三階建て、四世代七人が住む二世帯住宅で、一階部分はご両親とお祖母様の住まい、二階と三階はご子息家族の住まいとなっています。
二世帯は生活リズムが異なるため、玄関をそれぞれ一階と外部階段を介した二階に設けましたが、家の中でも上下階の往き来が可能なように内部階段も設けました。
 
京都という場所性を考慮して外壁の一階部分を左官仕上げに、二階と三階部分を板金仕上げにし、色も落ち着いた感じにしました。
さらに、京都の建築でよく見受けられる木製格子や軒、庇といった意匠を取り入れてファサード(外観)を工夫しました。
道路側を除く敷地三方に隣家が接近しているため、採光と通風はT字型プランとした1階の親世帯については東南に設けた小さな中庭から、上階の子世帯は南側に設けたデッキテラスからそれぞれ確保しました。
 
トイレ・洗面・浴室といった水廻り設備を親世帯、子世帯とも北側の一箇所にまとめ、1階の親世帯は真ん中にLDKを、その両側にお祖母様の部屋とご両親の部屋をそれぞれ配しました。
ご高齢の方と小さなお子様がいらっしゃるので、玄関をはじめとする内外すべての建具を引戸にしました。 
 
特にお祖母様とご両親が生活される1階部分の床は玄関の上框もあえて無くし、玄関アプローチも緩やかなスロープにすることで、お祖母様が日頃使用している手押し車もスムーズに使えるようにしました。
またご子息家族が生活する上階は、2階に家族団欒のスペースを道路側からキッチン、ダイニング、リビングというように横一列に並べ、リビング隣に小上がりの四畳半和室を設けて敷地の特徴である空間の奥行き感を演出しました。
 
さらに、リビングの延長として南側にデッキテラスを設け、さらに空間の広がりを感じられるようにプランニングしました。
そして、2階リビング上部を吹き抜けにし、階段を設けることで縦空間としても繋げ、南側の大きな開口部から効果的な明るさと風通しを確保しつつ、ゆったりした空間にしました。
3階にはプライベートスペースである夫婦寝室と子供室を吹き抜けを間に挟んで配置しました。
 
【建築概要】
 
・場所:京都府京都市
 ・専用住宅(新築)
 ・設計:三浦尚人建築設計工房 (http://miura-archi.com)
 ・施工会社:京都建設株式会社
 ・竣工年月:2012年9月
 ・構造、規模:木造、地上3階
 ・敷地面積: 108.80㎡
 ・建築面積:  61.27㎡
 ・延床面積: 158.75㎡
 1階床面積: 61.27㎡
 2階床面積: 53.99㎡
 3階床面積: 44.49㎡
 ・家族構成:祖母+夫婦、子息夫婦+子供2人
 ・用途地域:第一種住居地域、第二種高度地区、22条地域
 

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